抗がん剤の性質(2)

もうお気づきかと思いますが,抗がん剤の毒を回避しているのは癌細胞ではなく肝臓です。
そして,抗がん剤が効かなくなる理由は肝臓の解毒スピードが上がるからです。癌細胞がいちいち回避しているわけではありません。父のジェムザールは最初の頃は効果が一日近く持続していたようです。(肝臓が熱を持ち,体温微上昇)しかし,数回打った後は6時間持てばいいぐらいまで解毒が早くなっていました。この制限時間内に癌細胞の口を開けて抗がん剤を叩き込まないといけないというミッションです。口を開けてくれない癌細胞には抗がん剤が効かないので,お殿様がいたら・・・というわけです。(一度効かなくなった抗がん剤がその後は効かなくなるように見える原因)
逆に,お殿様が動かなそうな状況,抗がん剤効果時間内に特定の物を食べてもらってヒットしなければ,それは今後も食べていける物というわけです。
少しでもお殿様は反応するので,抗がん剤を打った後は時間内にたくさんの種類を少しずつ食べるという流れ。
悪食が疼痛を引き起こす動きをするので,もし兆候が現れたら全体に効く抗がん剤(TS1)を取ると癌性疼痛は抑えられるという推測からの実験で,父の場合は疼痛消しは成功したかと思われます。ただし,一度疼痛までいくと,おそらく消すことはできないかと思われます。
今回の癌の人体実験とは全く関係ありませんが,TS1使用しながら循環を上げた結果だと思われますが,父の頭から髪の毛が生えてきてました。推測ではTS1の分解後の毒が汗腺に行き,頭皮の死んだようになっている毛根細胞でも刺激してハゲた部分からも毛が,という流れかなと。ツルツルで光っていたところから,通常の髪の毛の半分程度の成長速度でしたがもしゃもしゃ生えてきて,本人は喜んでましたが,私は微妙な気分でした。そのうち,応用で育毛剤もいらなくなるようなハゲ修復薬が作れそうな気もします。しかし,猛毒利用して髪の毛との天秤・・,肝臓と腎臓を犠牲にしながら試薬の人体実験に参加する人がどれほどいるかという問題が立ちふさがっていますけど。人間の闇がどこまで深いかというドラマか何かが生まれそう。